シンデレラ TOEICer バージョン

 2017-02-25
102:そういえば、今日はTOEICerコミュニティー
最大のイベント英語部勉強会ですね。

103:101さんは行かないんですか?

101:行けない。着て行くドレスがない。

105:英語部勉強会って、
ドレス着て行くようなものなのですか?

101:だと思う。男性はタキシードで、
女性をエスコートしてレッドカーペットを歩く....

104:アカデミー賞授賞式じゃあるまいし。

103:エスコートくらい、我々分身がしますよ。
みんなで行けばいいじゃないですか。

101:...想像してみたんだけれど、
ただの団体客にしか見えない。

そういえば、ドレスがないで
思い出したんだけれど、
シンデレラTOEICerバージョンを
作ってみたんだ。聞いてくれる?

105:番長皿屋敷TOEICerバージョンで
褒められて調子に乗っていますね。

104:聞いてくれる?は疑問文の形をした
命令文であることはわかっていますから。

101:では行きます。

むかしむかしあるとろろに、シンデレラという
TOEICerの娘がいました。

103:「美しい娘」ですよね?

101:TOEICerバージョンだから、
そこはポイントではない。
まあ、多分、国際花子さん並みかな。

104:微妙....

101:幼い頃に母親を亡くしたシンデレラは、
父親が再婚した継母とその連れ子である2人の姉に
まるで召使いのように扱われていました。

シンデレラの住んでいる国には、
適齢期の王子様がいました。
ところが王子様は、お妃候補と
出会うためのパーティには行かず、
TOEIC勉強会や模試会にばかり行っていました。
そう、王子様はTOEICerだったのです。
見かねた王様が王子様に言いました。

王子よ、お前がTOEICにばかり夢中で、
身を固める気もなく、
国民の不満も高まっておる。
そんなにTOEICが好きならば、
TOEICerをお妃にすればよかろう。


嫁が、TOEICerか。そりゃ、わるうない。
Sounds good to me.


と、いうわけで、皇室主催の

お妃選びTOEIC公開テスト


が開かれることになりました。

それを聞いたシンデレラの継母は、
娘たちが高得点を取れるようにと
大量のTOEIC本を買い与え、
Essenceやすみれ塾などの
さまざまなTOEICスクールに行かせました。

その様子を見たシンデレラは、

私だってTOEICスクールに行って勉強したい。

と思いましたが、
高額な授業料を支払うことができません。

そうだ。お金がないなら、
自分で学習会を作って勉強すればいいんだわ。


シンデレラは、周りのネコや、ミミズ、
トラ達を誘って学習会を作り、
TOEIC勉強に励みました。

105:周りにトラって、
シンデレラはどこに
住んでいるんですか?

101:武蔵境です。(-“-)
この部分は、武蔵野TOEIC TESTの会
に来ればわかります。

いよいよお妃選び公開テストの日となりました。
姉たちは肩だしのleg bearing dressで
きれいに着飾って出かけていきました。
ユニクロと無印良品の服を着たシンデレラは
もちろん連れて行ってもらえず、それどころか、
留守の間に家中を掃除しておくように
命じられました。

104:ユニクロと無印良品て、
101さんみたいですね。

102:その恰好のまま、時々MTTKに
行っていますけれど、
やめたほうがいいですよね。

101:すまん。寒いのでつい。

シンデレラが悲しみに暮れ泣いていると、
妖精のおばあさんが現れました。
妖精のおばあさんは魔法を使い

美しいドレス、
公開テストの受験票、
マークシート用シャープペンシル
消しゴム、腕時計

を用意し、さらに

ダスキンの家事代行サービス

を頼んで、シンデレラが舞踏会に
行けるようにしてくれました。

シンデレラは大喜びで
公開テストへ向かおうとしましたが、
妖精のおばあさんから

3時1分を過ぎれば
全ての魔法が解けてしまうから
Readingの時間配分に注意して、
3時1分までには、
すべての問題を解答するように


と忠告されました。

忠告を守ると約束したシンデレラが
公開テストに到着すると、
シンデレラの気迫から出るオーラに
王子様は圧倒され、

テストの前にまずダンスでも

と、思わず誘ってしまいました。

踊りはじめたシンデレラに
王子様は、甘い声でささやきました。

王子:How long will it take
to fix the copy machine?

シンデ:About an hour.

王子:Whose glasses are these?
シンデ:They’re not mine.

王子:Do you want to fly to Sydney
or go by train?

シンデ:You know I don’t like flying.

王子様は公式LR Test1 Part2を
見事に受け答えするシンデレラの
虜になってしまいました。

その後に行われた公開テストで、
試験監督を行った王子様は、
シンデレラが高得点を取ってくれるように
願っていました。

the score of 900 or better is required

とお妃の求人広告に書いてしまったからです。

preferredくらいにしておけば良かったな。

王子様は後悔しましたが、
今更変更するわけにも行きません。

王子様の願いが通じたのか、
シンデレラは、いつになく快調に解答し、
試験終了時刻までに全問解答できました。

終了時刻になりました。
筆記用具を置いて、問題用紙を閉じてください。


あ、まずい。ユニクロと無印良品に戻ってしまう。

シンデレラは大急ぎで
公開テスト会場を後にしました。
シンデレラの名前も聞いていなかった王子様は
必死に後を追いましたが、
シンデレラは予想以上に逃げ足が速く、
あっという間に姿を消してしまいました。

残念がる王子様の目の前には、
シンデレラが握っていた
マークシート用シャープペンシル一本
だけが残されていました。

王子:シャーペンに残った指紋を鑑定して
何とか、割り出せないか。


家来104:毛髪も採取できました。

家来105:テストの前に食べていたバナナの
残りも発見しました。ここから唾液鑑定を...

家来102:あのお、そんなことしなくても、
受験票を回収しているのではないでしょうか。

一同:そうか、そうだった!


王子様は、受験票に記載されていた
住所に、シンデレラを迎えに行きました。

ピンポーン

このマークシート用シャープペンシルを使って、
公開テスでト990点を取った女性と結婚したい。


最初は姉たちが出て来て、
それは自分達だと言い張りましたが、
王子様は冷静に、
受験票の写真と顔を照らし合わせて

あなた方ではありません。
不正行為により、今後のご受験を
お断りします。


と言いました。

絶叫して、悔しがる姉たち。
シンデレラはその声を聞きつけて、
驚いて奥から出てきました。

王子様は、受験票の顔写真と
シンデレラを照らし合わせ
さらに写真付き身分証明書で
本人確認をし、

シンデレラ様ですね。


と、言って、黄緑のマーカーで
確認済みの線を引きました。

その後王子様とシンデレラは結婚し
幸せに暮らしましたとさ。

おしまい!

102~105:...

105:何かよくわからいですけれども、
めでたいですね。

101:気に入ってくれた?
他にも作っているんだけれど...

103:いや、もう今日はここらへんで、(-_-;)
(勘弁してください!)

102~105:おじゃましました~!

101:エーン、帰っちゃうの?
ま、仕事に戻るか。
休み時間長すぎです。すみません。
(土曜日だから、これくらい許されない?)

    


カテゴリ :TOEICerのためのお話し集 トラックバック(-) コメント(1)

番町皿屋敷TOEICer バージョン

 2017-02-03
101:寒いね!
102~105(101の分身):寒いね!
101:うん、今日も元気がいいな。

「寒いね」と話しかければ
「寒いね」と答える分身のいるあたたかさ


だ。
よ~し、今日はそんな分身たちに感謝して、
101が一つ怪談をしてあげよう。

103:え~っ、冬なのに?

101:寒い時こそ、
怪談でさらに寒くして鍛えるのだ。
寒地訓練だ!

102:TOEICerには高地トレーニングだけでなく、
寒地訓練もあるんですか?

104: A woman is climbing up the stairs.(階段) 
とか言うんでしょう?101さんのことだから...

105:Part1あるある選択肢。

101:いや、違うって。twitterで、

今、思いついたんだけれど、
TOEICの皿回しでお皿を割る話と、
番長皿屋敷をミックスして、
TOEIC怪談作れないかなと。
妄想が膨らんで、
文字にして吐き出さないと苦しくなったら、
ブログで発表します。


と、書いたらみんながいいね♡ してくれたから、
期待に応えて考えてみたんだって。

*****************

時は承応二年、
牛込御門内五番町にある主膳101の屋敷に
TOEICerの菊という下女が奉公していた。
優しく、年若く、素直なお菊は主膳のお気に入り。
これを快く思わない古参の女中たちは、
お菊をイジメた。

こんな職場はもう嫌。
英語を勉強して転職してやる。


連日の残業でどんなに疲れても
お菊はTOEICの勉強に励んだ。

ある年の正月の宴席のあとで
皿を洗っていたお菊は、
主膳101の大事な皿が一枚
足りなくなっていることに気がついた。
何度数えても一枚足りない。
古参の女中たちが、お菊を陥れるために
皿を一枚砕いて庭の古井戸に捨てておいたのだ。

菊:皿を割ったのは、私ではございません!
ああ、どうか、御手打ちだけは勘弁を。

主膳101:ならぬ!
(ポ~ン!ポ~ン!と手を打って)
手打ちそばを持て~。

菊:そば?

101:あ、「手打ち」と言われて食べたくなった。

菊: (-_-;)

101:皿を割ったのは、
そなたではないと申すのだな。

菊:私ではございません。

101:ならば今からここで
中村澄子の新形式対応千本ノック
(怒涛の三冊同時刊行!)
を一枚も割らずに皿回ししてみせよ。

菊:えっ、そんなゴムタイヤ、
じゃなくて、御無体な!

101:誰か、千本ノックを持て~!

(注:「皿回し」とはTOEICer用語で、
高速で問題をめくりながら、
つかえずに全問解答できるようになるまで
何度もくりかえすこと。
特に千本ノックシリーズのような
一ページに一問のものが好まれる。)

青の月 絶対落とせない鉄板問題編、
赤の太陽 解ければ差がつく良問編
をみごと割らずに回した菊は、
白の星 

難問・ひっかけ・トリック問題編
800~900点以上をめざせ

も順調に回していた。

あと、少し。

Lesson 5 ゴールは近い!21問
第14問。

Caldwell Industries ------- .... this year.
菊: (A)increases

パリ~ン!

101:割ったな。
答えは(D)のwill increaseだ。
this yearだからと言って、
increasesでは、意味が通らぬ。
日頃から英文を読んでいる者ならわかる問題だ。

菊:アア、主膳101、
お手打ちだけはどうかご勘弁を。

101:ならぬ。
TOEIC 990点手打ちそばの刑に処す。
一年以内に990点が取れなければ、
一生手打ちそばを食べ続けるのだ。
それまでは、毎朝三時に起きて一人合宿だ。
(↑TOEICer用語で、一人で一日中TOEIC勉強をし続けること。)
一問間違える毎に腕立て伏せ10回。
そして、夕方にはどんなに寒くても
荒川の土手を走るのだ!

菊:何故走らなければならないのですか。

101:合宿には、走り込みがつきものだからだ。

菊:それでしたら、せめて
走り込みの後の夕食には、
トンカツとカキフライをいただきとうございます。

101:何?菊なのににひまわりのような要求。
either orではだめなのか。

菊:いえ、そこは、both A and B 
正解でお願いいたします。
1月公開テストのPart5も
both A and Bが正解でした。
(↑ツイッタ-のTOEIC コミュニティーしか
わからないネタです。)

こうして、良質なたんぱく質を取り、
腕立て伏せと走り込みを続けた菊は、
力を入れれば着物がはだけんばかりの、
胸筋の持ち主となった。
しかし、肝心の990点が取れない。
城内IPでは取れるのに、
何故か公開テストでは取れない。

11月の公開テストのスコアが着いた。

これが、最後のチャンス。

菊は震える手で水色の封筒を開けた。

985点。

ああ、5点足りない!
もう一生手打ちそばだけ。
カキフライとトンカツは二度と食べられない。


菊は絶望のあまり夜遅くに
庭の古井戸へ身を投げた。

それからというもの子の刻(深夜0時)になると
庭の古井戸の底から、
「いちま~い …にま~い
……さんま~い ……よんま~い……
ごま~い……ろくま~い……
ななま~い……はちま~い……
きゅうま~い……ひいいいいいいっ!」
と女の声が響き渡った。

お菊の霊を払うため、
小石川伝通院の了誉上人が
鎮魂の読経をすることになった。
ある夜、上人が読経しているところに数える声が

「いちま~い …にま~い
……さんま~い ……よんま~い……
ごま~い……ろくま~い……
ななま~い……はちま~い……
きゅうま~い……頑張ったな~。」


上人:ん?頑張った?

975 ……980…… 985……

上人:は?皿は10枚ではなかったのか?
そんなにたくさん割ったのか?
まあ、5ずつ増えているから
何だかわからないが、次は990だろう。

そこですかさず上人が「990」と付け加えると、
菊の亡霊は「あらうれしや」
と言って消え失せたという。

     

--- 2017年 1月 東京 ---

英語を使う仕事への転職を夢見る菊子は
正月明けの今日もTOEIC勉に励んでいる。

(あ、そうだ新年になったから、
去年のスコアシートを片づけよう。)

菊子はよく勉強した一年を振り返りつつ、
スコア認定証を数えはじめた。

いちま~い、にま~い、さんま~い.・・・きゅうまい。
頑張ったな~。


去年も公開テストを全部受験した。
一問間違うと10回の腕立て。
英語力も筋力もついた。
スコアもここのところ5点ずつ上がっている。

975 ……980…… 985……

(あ、12時。12月の結果ネット発表の時間だ。
今度こそ990点!)


祈るような気持ちで見てみると
そこには990点の文字が...

990!
ああ~、嬉しい~や!


*****************

101: その後、菊子は、筋力と英語力を生かし、
外国要人の警護をする仕事に転職したという。
めでたし。めでたし。

102~105: ・・・

104: ま、今日はもう帰りますか。

102:101さんの長い妄想も終わりましたしね。

101: えっ?分身って、本体置いて帰っちゃうの?
え?待ってよ~、みんな~、御茶入れるからさ~。
一緒にみかんでも食べようよ~。

102~105:失礼しま~す。

「寒いね」と話しかけても、
「寒いね」と答える分身のいない寒さ。
by 101



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