Listeningは、Readingから

 2016-09-11
リスニングが何言っているんだか全然聞き取れなくて

という初級者の方のお嘆きを耳にすることがよくある。
意味がわからない言葉を、ついていけないほどの速度で聞かされ、
次から次へ質問が読まれる。
わからないままマークを塗り続ける。
つらいだけだろうと思う。

で、リスニングはどういう勉強をしているんですか?

と尋ねると、

いや、まあ...授業以外は特に。何やったら、いいんですかね。

という程度の回答のことも多い。

野球を始めたばかりの人が、
時速150キロの球をどんどん投げてもらっても、
打つ練習はできないし、
知らない外国語の音声をずっと聞いていても、
突然意味がわかるということはない。

もし、速すぎるならば、変速アプリを使って、
自分のわかるところまで、スピードを落として練習したほうがよい
というのは、以前空耳ノートという記事に書いた通り。

でも、もしスピードの問題ではなく、
音声で聞いて理解すること自体が難しいのであれば、
トランスクリプトを読むところから始めるしかない。

心を込めた音読?

いえ、それは次の次の段階。
まずは、自分のスピードでゆっくりトランスクリプトを読んで、
単語や文章の意味を確認するところから。
次に、自分に意味がわかる程度のスピードで黙読し、徐々に速めて行く。

黙読で、返り読みせずに、すっと読めるようになったら、
今度は気持ちを込めた音読に取り組んでみよう。
気持ちを込めるということは、意味がわかっていないとできないことだ。

上手に音読できるようになって来たら、
今度は、リスニングの音声を流しながら
同じスピードで音読できるように、練習する。

そこまで、下準備をしてから、
本番のテストと同じに音声だけで、問題を解いてみる。
リスニングの授業に全くついていけないのならば、
そこまでしてから、授業に臨んでみよう。

はっきりいって、地道な作業だ。
でも、わからないまま、ただリスニング問題を聴き続けるよりも、
ずっと手ごたえを感じると思う。
少しずつでも確実に前に進めると思う。

この「地道」という道を進んでいけば、
きっと、良い景色が見えて来るからね。


    






カテゴリ :challenger (初級者)応援 トラックバック(-) コメント(2)
コメント
去年ある職場でやった授業のアンケート(TOEICのスピードのリスニングはほぼ無理なレベル)で、「リスニングの授業なのにスクリプトをリーディングしてばっかりだった」という苦情があり、ちょっとむっとした私です。聞いてわからなきゃ読むしかないじゃん、TOEICはスクリプトがあるだけ現実よりずっと簡単だよ!と怒鳴りたかったですが、我慢。そもそも授業が終わっているので言い返すこともできない。と、言うわけで、拍手です。地道な作業がとても大事ですよね。
【2016/09/11 14:24】 | てすこ #- | [edit]
リスニング200以下の人にとっては、「地道」こそ王道だと思います。
【2016/09/11 19:37】 | 101 (ワンノーワン) #- | [edit]












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